【企業研究】株式会社Welby(4438)

投資・副業

会社概要

株式会社Welbyは、PHR(Personal Health Record)という個人の健康・医療に関する情報のプラットフォームを運営する企業です。

製薬会社・医療機器メーカー・大学病院などの医療機関と連携し、PHRアプリ(Welbyマイカルテ)の会員数を確実に伸ばしています。

会社名株式会社Welby
従業員44名
決算12月
設立2011年9月
上場2019年3月・東証マザーズ
業種ヘルスケア製品・サービス
事業内容マイカルテ事業
疾患ソリューション事業
医療データ調査事業
Welby(ウェルビー)

外資系保険会社や食品メーカーなどと連携しながら、更なる成長拡大を狙っているようです。

業績

直近2期分の業績推移を以下にまとめます。

決算期売上高営業利益(利益率)経常利益(利益率)
2018年12月期808156(19.3%)153(18.9%)
2019年12月期79816(2.0%)-1

2019年12月期は、人員強化によるコスト増で利益が大幅に減少したようです。成長期にありながら、売上も減少している点が少々気になります。

2020年12月期3Q時点の業績は、以下のとおりです。参考に2020年12月期の業績予測と2019年12月期3Q時点の業績を合わせて記載します。

決算期売上高営業利益(利益率)経常利益(利益率)
2020年12月期予測1,210110(9.1%)110(9.1%)
2020年12月期3Q450-325-325
2019年12月期3Q348-184-194

2020年12月期3Q時点では、コロナウイルスの影響が予測できないこともあり当初業績予測を据え置きとしています。今後更に業績が悪化する可能性があります。

財務状況・収益性

直近2期分の財務状況推移を以下にまとめます。

決算期純資産利益剰余金ROEROA
2018年12月期1,243-12315.2%12.5%
2019年12月期1,668-124-0.8%-0.6%

キャッシュフロー

直近2期分のキャッシュフローを以下にまとめます。

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF現金残高
2018年12月期-1-51-7-521,031
2019年12月期-167-83429-2501,208

決算説明資料に記載のとおり、事業規模拡大と人員強化への積極的な投資姿勢が伺えます。株式発行により、2019年12月期の財務CFは大幅に黒字となっています。

投資判断におけるポイント

理念・ビジョン

テクノロジーを活用して患者自らが行動する手助けをしたいという思いに共感が持てます。単なる計画策定ではなく、実行支援まで考えているのはWelbyの強みの一つです。

成長性

コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、今後ますます健康・安心・安全への期待は高まると予測されています。

少子化・高齢化が進行し、生産年齢人口の減少していく日本の将来を考えると健康寿命伸長への取組みは必要不可欠です。

健康意識が高まれば医療費負担が少なくなり国・法人・個人それぞれにとってメリットになりますので、Welbyの事業への意義は今後さらに高まるでしょう。

株価推移

直近3カ月の株価推移を以下にまとめます。

計測月 株価
2020年10月末時点1,592円
2020年11月末時点1,433円
2020年12月末時点1,205円

12月末には、日足ベースで1,141円まで下落しています。長期投資を前提であれば、1,150円前後を底値と見ても良いかもしれません。

今後業績の下方修正の可能性がありますので、定期的な情報収集が大切です。

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