株式投資は、忙しく時間がないサラリーマンでも簡単に始められるのでおすすめです。
ここでは、株式投資の始め方をわかりやすく手順を追って解説していきます。これから株式投資を始めようとしている方は、以下の内容を参考にしてください。
目次
証券会社を決める
店舗証券orネット証券を選択する
証券会社には、対面・訪問販売が中心の「店舗証券」とオンラインで取引が完結する「ネット証券」の大きく2種類が存在します。
以下では、「店舗証券」と「ネット証券」それぞれのメリット・デメリットをまとめます。
店舗証券
ネットの口コミなども参考にしながら、店舗証券のメリット・デメリットをまとめてみます。
メリット | デメリット |
対面販売による安心感 商品内容や不明点などが相談しやすい | 各種取引にかかる手数料が高い お勧めの商品が必ずしも良い商品とは限らない 営業時間などの時間的制約がある |
対面であることや営業担当者の人柄から得られる安心感は、店舗証券を選ぶ理由として多く挙げられているようです。
証券会社のお勧めが必ずしも良い商品とは限らないため、しっかりと自身の意見を持っておくことも大切なようです。
ネット証券
ネットの口コミなども参考にしながら、ネット証券のメリット・デメリットをまとめてみます。
メリット | デメリット |
各種取引にかかる手数料が安い Webやアプリで取引ができて便利 | 取引方法や銘柄情報を自分で調べる必要がある |
人を介する機会が少ない分、取引にかかる手数料が安くなり、Webやアプリなど場所や時間の制約を受けづらいのがネット証券の特徴です。
コールセンターなどは設置されていますが、取引方法や銘柄情報は基本的には自力で調べる必要があります。
初心者でもネット証券の方がおすすめ
現代はネットから様々な情報を収集できますので、投資初心者の方でもネット証券でそこまで不自由はないでしょう。
取引にかかる手数料の安さや使いやすさ(利便性)では、圧倒的にネット証券がおすすめです。
手数料の安さ
ネット証券の手数料は、店舗証券の10%程度と言われています。例えば、店舗証券で1,000円かかる手数料がネット証券では100円程度です。
手数料は株を「買う」「売る」それぞれに対して発生しますので、1回あたりの手数料を安くおさえておいて損はありません。
使いやすさ(利便性)
日中は仕事でなかなか時間が取れないサラリーマンにとって、スマホやPCで簡単に操作ができるのは大きなメリットです。
銘柄情報の収集用にアプリを出しているネット証券が多数ありますので、取引以外の利便性においてもネット証券がおすすめです。
口座を開設する(ネット証券の場合)
証券会社が決まったら、取引用の口座を開設します。
以下では、証券口座の開設に必要な手順を解説していきます。
口座開設に必要なもの
口座開設に必要な書類や情報は、以下のとおりです。
本人確認書類
本人確認書類は証券会社により内容が異なる場合がありますが、「マイナンバーカード」または「マイナンバー通知カード+運転免許証orパスポート」といったケースが多いです。
振込先口座情報
投資で得た利益や配当金の送金用の銀行口座情報が必要になります。通帳やキャッシュカードなど、口座情報の分かるものを手元に用意しておきましょう。
印鑑
ネット証券の場合、申し込みがWeb完結で印鑑が不要なケースもありますが、念のため手元に用意しておくと良いでしょう。
口座開設の手順
口座開設の手順を解説していきます。
口座開設申し込みと必要書類の提出
Web上で住所・氏名・メールアドレスなど必要情報を入力するだけで、簡単に申し込み完了です。
スマホで必要書類を撮影し、データを送るだけで申し込みが完了するネット証券もあります。
証券会社から書類を受け取る
申し込みから1週間程度で、証券会社から書類一式が届きます。
受け取った書類に必要事項を入力したら、書類を証券会社宛てに返送します。返送書類に不備がなければ、1~2週間程度で口座開設が完了します。
口座へ必要資金を入金する
必要資金は人それぞれです。いくら入金しなくてはならないというルールはありません。
私の場合は、株式投資と投資信託(つみたてNISA)を同時に始めましたので以下の金額を入金しました。
- 株式投資用に30万円
- つみたてNISA用に40万円
投資の実績を正確に把握するために、いついくら入金したかを正確に記録しておくことをおすすめします。
ネット証券を選ぶ際のポイント
最新のネット証券ランキングやネットの口コミなどを参考に、ネット証券を選ぶ際に確認すべきポイントを整理してお伝えします。
自分に合うネット証券を探して、投資家デビューを果たしましょう。
取引手数料
株式投資では「売る」「買う」それぞれの取引に対して手数料が発生します。長期的に投資を行っていくことを考えると、取引手数料が安いのは大きなメリットになります。
主なネット証券の取引手数料をまとめます。比較しやすいように、この記事では国内現物取引にかかる手数料を記載しておきます。
証券会社 | 取引手数料 (取引金額10万円) | 取引手数料 (取引金額50万円) | 取引手数料 (取引金額100万円) |
SBI証券 | 99円 | 275円 | 535円 |
楽天証券 | 99円 | 275円 | 535円 |
auカブコム証券 | 99円 | 275円 | 1,089円 |
松井証券 | 0円 | 0円 | 1,100円 |
マネックス証券 | 110円 | 495円 | 1,100円 |
取引手数料は、1回あたりの取引金額により設定されているのが一般的です。
投資初心者は少額を何度かに分けて取引することになると思いますので、10万円・50万円あたりの取引手数料を気にしておくと良いでしょう。
外国株式の取り扱い
長期的な視野で行うべき株式投資において、少子高齢化が進む日本以外の国に投資をしておくのは重要な観点です。
主要ネット証券の外国株式の取り扱いについてまとめます。主要ネット証券で外国株式の取引ができるのは、現時点ではSBI証券・楽天証券・マネックス証券の3社だけです。
取扱い対象国は圧倒的にSBI証券と楽天証券が多いですが、新興国株は情報収集も大変なのでアメリカ株の取扱いがあれば問題ないでしょう。
まとめ
これから投資を始める方には、手数料の安さや使いやすさ(利便性)などの理由からネット証券がおすすめです。
必要書類や記入すべき事項に不備がなければ、2~3週間程度で口座開設が完了します。
この記事で紹介しているネット証券選びのポイントなどを参考に、効率的に株式投資デビューを果たしましょう。
コメント